「「……」」


部屋に入ってあったのは、タツノオトシゴでも書類の山でもなかった。



あったのは

満天の星空と一本の満開の桜の木、それから透き通るように澄んだ湖───






ここは、部屋なのか?
それとも外?


すると、海の中にいるはずなのに、やわらかい風が俺たちを包んだ。


「ぉわっ…!!!」




と同時に、どこからか湧いた黄金の粉が小桜を包んだ。