「「・・・」」 『ここの文字は、そなたたちでも読めるはずじゃ。見たことはないだろうが、自然とわかるじゃろ。書類は、種類別に分けてこのハンコを押してもらえば十分じゃ』 ハンコくらい、誰でも押せるんじゃ・・・と言おうとしたら 『ちなみにこのハンコは、王族でないとどんなにベットリ付けたところで書類にはインクが付かない、という魔術がかかったものなんじゃよ』 先手がお早いことで・・・ 「・・・やるか」 「うん」 いつまでしぶってても仕方ない。 私たちは、仕事に取り掛かった。