「小桜」


「賢斗!!」

小桜は嬉しそうに寄ってきた。


俺が赤毛に目をやると、小桜も察して言った。

「王子様のレイバンだよ。レイ、賢斗だよ。幼なじみの」


「どうも。俺が小桜を部屋に連れていくのでこれで」



俺がそう言って小桜を連れていくまで、赤毛は何も言わなかった。





「よろしく、執事さん」


後ろで赤毛がボソッと言った気がした。