「…なんか足音聞こえるね」
あたしが急に言葉を止めたことで何かに気付いたのか耳を澄ませ鈴音がそう言った。
2人、か。
「寿ではないな」
「2人だしね」
バタン!!!
この前のように勢いよく開けられたドア。
もしかして…
「お前はさー、もう少し丁寧に開けられないのぉー?」
「そっちこそもう少し早く喋れねえのかよ!」
のんびり話す1人目とは反対に早口で話す2人目。
この2人知り合いだったの?
急に部屋に入ってきた2人は、どちらともこの前の謎の訪問者だった。
「げっ」
隣から変な声が聞こえたからそっちを見ると、龍蓮が嫌そうな顔して立ってた。
「空愛…こいつら、俺の兄弟」
そして衝撃的な事実を告げた龍蓮。
「はああああああああああ!?」
この2人が龍蓮の兄弟?
え、性格全然違うじゃん。
そうか、誰かに似てるって龍蓮に似てたんだ。


