「乱闘が起こってほしいなんて、トップに相応しくない人ですね」
すると後ろから、嘲笑うような声が聞こえてきた。
俺は勢いよく振り返る。
そこには、黒フードを被って、上着のポケットに手を入れながら、よそん家の塀の上に座ってる、例の女がいた。
「お前に会えりゃ乱闘なんて起こらなくていい」
俺は女にそう言った。
「フッ 単純な人ですね」
女は塀から飛び降りながら言った。
「高山って何者だ」
俺は女にそう問い掛ける。
「弱い弱い奴ですよ。
そして馬鹿です」
女は空を貶している。
KILLトップにそんなこと言っていいのだろうか。
「じゃあお前は何者だ?」
俺がそう聞くと、女は笑った。
「It is a time of still getting to know now.(今はまだ知るときじゃない)」
俺はその言葉に首を傾げる。
俺馬鹿なんだよ!
分かんねぇよ!
「次、あたしと話したかったら、英語勉強してきましょうか」
女は笑って去って行った…


