―朔眞side―
「朔眞!下っ端が!」
DARKの溜まり場に着いた途端、勝紀がそう言いながら駆け寄ってきた。
「下っ端がどうしたんだよ」
「殺られた」
「今手当てしてんのか?」
「いやしてねぇ」
勝紀が言った言葉の意味が分からない。
手当てぐらいしてやれよ!!
殺られたってことは怪我してんじゃねぇのか!?
そう思い俺は下っ端に目をやった。
「……」
確かに苦しそうにはしている。
しているが………怪我してねぇ。
「どうなってんだ…?」
「分かんねぇ…
誰に殺られたかも分からないらしい」
俺はこの状況を理解できない。
怪我1つさせずに相手を苦しめることなんてできるのか…?
「下っ端が殺られたってホントか!?」
そう言いながら海李が走ってくる。
そして下っ端達を見て動きを止めた。
誰でもこの状況を見ればそうなるだろう。


