「空愛さん…すいません…
俺らのせいでKILLの名が…っ!」
悔しそうに拳を強く握りしめながら言う佐助に、胸が痛んだ。
「佐助は悪くないでしょ?
佐助だけじゃない。誰1人悪くない」
あたしはそう呟いて溜まり場を後にした。
絶対に仕返ししてみせる。
あたしの仲間を傷付けた罪は思いからね…?
家に帰ってジャージと黒パーカーに着替える。
そして適当にご飯を食べて夜になるのを待つ。
本来だったらこんなやり方好まない。
だけど向こうがやってきたのなら…
それにあたしは1人だ。
どうってこと、ないよね…?
―♪―
突然携帯が鳴った。
「鈴音…?」
着信は鈴音。
不思議に思いながら電話に出る。
「もしもし」
「空愛?
空愛のことだから、もう今日行くんでしょ?
……無理しないでね」
鈴音は何かとあたしを気にかけてくれる。
いい仲間を持ったね…
「大丈夫。あたし行くから切るね」
「うん」
電話を切って、フードを被り家を出た。


