―朔眞side―

ドンッ


急いでいたため、周りをよく見てなかったから、人にぶつかった。


目線を下げて見ると、ぶつかった相手がいた。



女…?



フードを深く被っているため、顔はよく見えないがスカートをはいているとこから女だと思う。



「お前…KILLか?」



見たことがないと思い、そう問い掛ける。



「…違いますよ」



そう答えられ、若干焦る。



俺は自分の仲間も分かんねぇのか…?



「じゃあDARKか?」


「それも違いますよ」



頭が混乱する。



KILLでもDARKでもない…?


そんな奴この学校に居ないはずだ。



「混乱、してますね。
あたしは特例ですよ」



嘲笑うかのようにそう言う女。


ますます意味が分からねぇ…