「空愛ー、誰と電話してたの?」
「―だよ」
鈴音に返事してくつろぐ体勢になる。
「楽しみだなぁ」
鈴音はニコニコしながらそんなことを言ってる。
龍蓮は何か読んでる。
めっちゃ眠そう。
「空愛ー!パソコン貸してー!」
もうあたしは言葉を出すのがめんどくさくなって、適当に“ん”と言ってパソコンを顎で指した。
すると鈴音はニコニコしながら何か調べ始めた。
「ホテルがいーかなー…
やっぱ温泉だから旅館の方がいーか!」
……どうやら旅行での宿泊先を決めているらしい。
そんな鈴音を見てるとあたしも和やかになれる。
可愛いから。
超可愛いから。
こういう時だけは、目的なんか忘れて、リラックスできる。
でもさ…鈴音、龍蓮…
やっぱり、
1人足りないよね…


