「!海李!お前いつから…」
「“お前はあたし達にとって憎むべき存在だ”」
「は?」
俺が朔眞を遮って突然発したその言葉に、朔眞は顔をしかめる。
……こいつ、俺の言葉だと思ってんじゃねぇだろうな…
「…あの女が言った言葉だよ」
「あ、あぁ…お前英語分かったのか?」
「まぁな」
突っ込むとこはそこじゃねぇだろと思いつつ適当に返事する。
「つぅか俺…
アイツに憎まれるようなことしたか?
この前会ったばっかだぞ?」
朔眞……
お前は大事なキーワードを見落としてるよ。
アイツは“あたしに”じゃなくて“あたし達に”って言ったんだ。
てことは、仲間がいるって証拠だろ?
空愛は、憎んでるって理由もあるんだろうけど、仲間がいるからお前の誘いを断ったんだ。
空愛…お前は何を憎んでるんだ…?


