「どーも、こんにちは」
あたしは声を低くして話しかけた。
急に声を掛けられた永浜は、ビクッと肩を揺らした。
「…気配消すの上手ですね。
全然気付きませんでした」
自嘲したように永浜は笑った。
「俺らに何か用か?永浜 流星」
一人称もあたしから俺に変える。
永浜はあたしの発した言葉に目を見開いてる。
「さすが嵐雄学園、空鈴龍の1人ですね」
「…何故俺がKILLだと分かった?」
「一瞬ピアスが光ってましたよ」
そう言われ気付く。
あたし達は空鈴龍は、空色で鈴を付けた龍のピアスを右耳にしてる。
他のメンバーは左耳に。
そのピアスと位置で分かったのか…
「で何の用だ」
「今日は用はありません。
でもまぁ、折角会えたことですし、1つだけ」
そこまで言ってこっちに向き直す永浜。
そして
「近いうちに、またお会いすることになるでしょう」
と言い去って行った。
そのあとに
「その時が貴方達の最後だ」
と小さく呟いていたのを、あたしも鈴音も聞き逃さなかった。


