二宮先生は外からみてくれている こんなときでも思い出してしまうのは 『ずっとお前のことを… お前をどうしても忘れられなかったのに…』 どうして、今言うのよ… もう遅いよ… どうしていつもこうなの? 忘れられそうだと思ったときに 忘れられなくする… ずるいよ… 『菜々?』 『…』 ギュッ 急に二宮先生に後ろから抱きしめられた 『え!?先生?』 『俺、もう菜々がつらい顔 してるの見てられない… だから…行けよ…』 『え…?』