それから笑い、微笑、悲しい表情などの写真を撮った。
カメラマン「では最後は好きな表情をしてください。
一応見栄えとして上から白い羽を降らせますけどそれを利用してくれても構いません。」
……好きな表情とかって無いんですけどっ。
焦っていると上から羽が降ってきた。
「きれい……」
私はそっと手を器のようにすると、羽を1つ手のひらにのった。
そのまま上を見上げ、留美はあまりの綺麗さに自然と誰もが見ほれるような微笑みをした。
カメラマンもあまりの美しさにシャッターを切るのを忘れていたが、我にかえり写真を撮った。
カメラマン「し…終了です。」
「ありがとうございました。」
……大丈夫だったかな?
変じゃなかったかな?
と、留美は自分の美しさに周りが見惚れていたことに気づかず不安がっていた。
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