病室に戻ると、もう4時をまわっていた。
・・・・・・約3時間もやってたのか。
私はそんなことを思いながら応募用紙に記入をしていた。
結構悩まないと書けない所が多く、5時くらいにやっと残り一項目になった。
"なりたいと思った理由は何ですか?"
理由・・・・・・そんなのただ一つだし。
「・・・
"こんな私でも輝けるのならなりたいと思いました。"」
口に出しながら用紙に記入した。
そして記入し終わったと同時にみんなが来てくれた。
美「留美ー、元気?」
「元気だよ。」
美「あっ・・・あんた・・・あの喋り方やめたの!?」
「やめた。
あのさ・・・・・・
みんなに聞いてほしい事があるの。
今までの事とこれからの事をさ。」
哲「聞いてやるぞ!!
だから遠慮なく喋れ!!」
琢「・・・聞くくらいなら出来るぞ。」
「・・・・・・ありがとう。」
私は深呼吸をしてから話し始めた。
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