絶対安静からは解放され、車椅子でなら病院内どこにでも行けるようになった。
・・・・・・トイレやお風呂には看護師さんが必要だけどね。
そして私は今だに状況を把握出来なかった。
孝「き・・・金城・・・・・・?
大丈夫か・・・?」
「こーちゃん、私の足もう動かないんだってー。
るみちゃんびっくりだー!!」
美「るみ・・・・・・?」
「るみちゃんさー、なーんにも無くなっちゃったね!!
親も、足も、・・・未来もぜーんぶ・・・・・・無くなっちゃった・・・・・・。」
一「未来はまだある。
足が動かなくなっても、無くなったりはしない。」
一のその言葉に私はイラッとしてしまった。
「・・・たにっ・・・・・・あなたに何がわかるのよっ!!
虐待がばれて、足が動かなくなってっ・・・周りは同情の目で見てくるっ!!
やりたいことも出来ない!!
自由に行動すら出来なくなるっ!!
私の未来が・・・私の人生がっ!!
もう輝くことは無いんだよ・・・・・・」
八つ当たりだとわかっているけど止められなかった・・・。
すると一がふわっと優しく抱きしめてくれた。
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