痛みと熱に耐えながら家に帰り、部屋のベッドに倒れこんだ。



「・・・言っちゃった。
誰にも言わないって決めてたのに・・・・・・。」



ボソッと呟き、私は目を閉じた。














ガシャンと玄関から音が聞こえ、時間を確認するともう5時だった。
帰って来たんだなーと思いながら部屋から出てリビングに行った。



「・・・おかえりなさい。」



リビングにはお父さんもお母さんも両方いた。



父「"おかえり"だと?
俺の帰る場所はここじゃねぇし。」



母「私もよ。
こーんなところが帰る場所とかありえないわ。」



そんなことを言いながら二人で私を殴り始めた。
右肩以上に痛くはなかったけどそれでもかなり痛かった。



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