歩きながら携帯で時間を見ると、もう6時をまわっていた。



「最悪・・・」



ボソッと呟きながら歩いていると家についた。
玄関にはお父さんの靴があった。



「帰ってるし・・・・・・」



リビングに行くとお父さんが椅子に座ってテレビを見ていた。



父「遅かったな。


・・・・・・いい身分だよな。
ろくに金も稼がねぇで遊んでばっかとかよ!!」



テレビを消し、私に近寄ってきた。
それと同時に私を殴ってきた。



父「俺は子供なんか欲しくなかったんだよ。
金はかかるしいいお父さん演じなきゃなんねぇしさ。」



そんなことを言いながらいつもより長い間殴られ続けた。
私はやられてる間は絶対声を出さない。
うるさいと余計殴られるのがおちだから・・・・・・。



時間が遅くなればいつも殴られる時間は長くなる。
もうどうでもいいんだけどさ。



しばらくして気が済んだのか、お父さんは家から出て行った。



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