イツワリ




記者「事情はわかりました。
ですが暴走族には変わりありません。

暴走族と関わっているあなたがこれから先もモデルとしてやっていくつもりですか?」



「辞めてほしいと思うのなら今すぐにでも辞めます。

私は仕事より、彼らのほうが大切なんです。」




次々と色々な質問が出てきたが、私はひるむことなく堂々と答えていった。




記者「どうして足が動かない上に暴走族なんかと関わっているあなたがこの世界に入ったんですか?
いつかはばれると思わなかったんですか?」




記者の質問に私はキレてしまった。




「"なんか"ってなんですか?
彼らの事何も知らないのにそんな言い方しないで下さい。

彼らは少なくともここにいる皆さんより立派な人間ですよ。


あなた方は暴走族だからと批判していますが、ただの世間体の問題ですよね?
自分の目で何も見ようとしない人達が彼らを貶す資格なんてありません!!」








そう言いきったと同時に会場の扉が開いた。










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