イツワリ





「私は確かに虐待にあっていました。
自分を偽り、周りに嘘ばかりついてきました。
へらへら笑って、能天気なふりして…そんな毎日をすごしていました。



虐待の生で足が動けなくなったのは事実です。
生きる意味が……私にはもうない、そう思いました。



そんな私を支えてくれたのが同じ学校の生徒、そして先生です。
彼らは世間で言う暴走族です。


ですが!!
彼らは彼らです!!


暴走族がいいとは言いません。
だからといって悪いわけでもありません。
彼らは純粋に仲間を作り、嬉しいや楽しい、そして辛いや悲しいを一緒に感じあう事が出来る素晴らしい人間です。



足が動けなくなった私を同情の目で見ることも無く、1人の人として接してくれました。



虐待されていた時は救ってくれた
生きる希望の無い私を支えてくれた
今でも私の事を応援してくれている



そんな彼らが私は大好きなんです。」





言い終えると次々に手があがった。

マイクを持った人が適当に手を挙げた人のところへ行った。





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