家についてすぐ、電話が鳴り出した。




「もしもし?」



美『私だよ。

ってか雑誌見たよ!!
すっっごい綺麗で可愛いじゃん!!』



「ありがと。
なんか恥ずかしいかも。」



美『何言ってんのよ。
自信持ちなさいよね!!


これだと色んな所から取材や雑誌や番組からオファーくるだろうね。』



「それはないと思うよ。
そんな簡単なものじゃないと思うし…。」



美『駄目ねー…自信持ちなさいって!!
留美はそれくらい綺麗で可愛いんだからね!!』



「ありがとう。」




それからさっきの本屋の事を話した。



美『そりゃそうでしょ。
大体車椅子だからって批判するのは嫉妬にいかれた女くらいじゃない?
ほら、オーディションの時みたいな人ら。
私実際見てないからわかんないけど、よっぽどいかれてたんだろうなー。』



「いかれて……たかも?」



美『ハハハッ!
まぁとりあえず良かったね。』



「うん。」



それからしばらくたわいない事を話していた。




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