男「お前…調子のんなよ?
その顔潰す事ぐれぇ簡単なんだぜ?」
「はぁ…。
すぐ暴力の方に走るんですね。
私そういう人が一番嫌いなんですよ。」
男「だから調子のんなっつってんだろ!!」
そして私の胸倉を掴んできた。
が、私は意外と落ち着いていた。
「殴ればいいじゃないですか。
私これでも殴られるの慣れてるので平気ですよ?」
男「慣れてるだと?」
「はい。
そもそもそのせいで足が動かなくなったんですよ。
って私の話はどうでもいいんです。
あなたにはそんな卑怯な事しなくてもちゃんと動かせる手や足や体があるじゃないですか。
こんなことでやり返しても虚しいだけですよ?」
男「……なんだよ。
お前が言うと妙に説得力あんだけど…。」
「それは誉め言葉として受け取っときます。」
すると胸倉を掴んでいた手を離してくれた。
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