イツワリ





メ「では次にメイクとヘアメイクをします。」



「よろしくお願いします。」



されるがままにメイクされ、完成するまで私は目を閉じていた。



メ「出来ました。
目をあけてもらってもいいですか?」



「はい。」



私はゆっくりと目をあけ、目の前の鏡を見て驚いた。
メイク前より目がパッチリしていて、唇もぷっくりしていた。
髪は巻いていて自分じゃないくらい変わっていた。



「メイクの力って凄いんですね……。」



メ「もとがいいのでそんなに手は加えてませんよ?
少し目をいじってグロスをぬり、髪を巻いただけです。

本物の天使みたいですよ。」



「なんかすごく恥ずかしいです。
ありがとうございました。」



メ「私もメイクしててとても楽しかったです。
撮影所の場所はわかりますか?」



「わかりますよ。
では、頑張って来ます!!」



メ「頑張って下さいね。」



全ての準備が整い、私は撮影場所へ向かった。




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