生徒は騒ぎながらも一応全員教室に入っていたため廊下は誰一人いなかった。
そんな中食堂に行き、自販機で苺みるくのパックジュースを買った。
飲みながら歩いていると曲がり角のところで人とぶつかった。
・・・しかもすごく顔が整っている男の子だった。
?「ってぇな。」
「ごめんなさいー。
でもでも、私も悪かったけどお互い前見てなかったんだし留美ちゃんだけが悪いわけじゃないよ!!」
?「お前・・・・・・俺が誰か知っててんなこと言ってんのか?」
「わぁー!!
イケメンってナルシスト多いんだねっ。
留美ちゃんは興味ないものは覚えないんでーす!!」
一「俺は駿河一(スルガハジメ)。
まじで知らねぇの?」
駿河一・・・・・・知らないわけがない。
なんてったって・・・
「誠乱の総長さんで有名な人だったのかー。
苺みるくの事でいっぱいだった留美ちゃんは気づきませんでしたー!!」
族の総長なんだから・・・・・・。
しまったな・・・なんか嫌な予感がする。
嫌な事が起こる前にさっさと教室戻るか。
ってか今後関わってきたら大変だから・・・・・・媚売っとくか・・・
と、頭の中で判断し猫撫で声で話しはじめた。
「総長さんってこーんなかっこいいと思わなかったぁ!!
ほわー・・・すっごく素敵だぁー。
彼女とかいないのなら立候補しちゃおっかなぁ。
あ、教室戻らないと・・・。
せっかく総長さんとお喋りできる時間が出来たと思ったのにぃ・・・。
まだ、お話しましょぉ?
んじゃさよならでーす。」
言いたい事だけ言って急いで教室に向かった。
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