家まで送ってもらい、お風呂に入って休憩していると電話がかかってきた。
「もしもし?」
川『川東だけど今大丈夫ですか?』
「大丈夫ですよ。」
川『新人雑誌の表紙の仕事、今から丁度来週になるんですけどいけますか?』
「特に用事はないです。」
川『わかりました。
撮影が昼の2時からになります。
撮影場所は面接した所なんですけど覚えてますか?』
「桜庭プロダクション事務所でしたよね?」
川『そこです。
車で行きますので家のほうに1時に迎えに行きますね。』
「その時間で撮影の準備とかは大丈夫なんですか?」
川『大丈夫ですよ。
留美さんの場合あまり化粧をしないと思うので。』
「そうですか…。
あ、出来れば普通に話してください。
私のほうが年下だと思いますので…。」
川『……わかった。
確かに俺のほうが上だな。
今年24になるし。』
「これからもよろしくお願いしますね。」
川『こっちこそよろしくな。
んじゃまた来週。』
「はい。」
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