感情屋






「感情屋はね、名前の通り感情を売っているお店なの」



「感情…?そんなのどうやって売るの?」




僕が首を傾げるとお姉ちゃんはまたふふと笑いながら、「さぁ、都市伝説だもん」と言った。


感情なんてそんな皆が持ってるもの誰が欲しがるんだろ?


誰がそんなの広めたんだろ?




…いや、それより


「…それの何処が怖い話なの?」


「うん、ここまでは怖くないよね…っと、家に着いちゃったね」




いつの間にか、お姉ちゃんの家の前に着いていて、お姉ちゃんは「続きはまた今度ね」と手を振って家の中へ入って言った。