「よし、ご褒美ついでに彰くんにとっておきの怖い話をしてあげよう!」
「えー」
ぱっと僕の頭から手を離して、お姉ちゃんが家路に歩きだした。
僕は文句を言いながらもお姉ちゃんの話に耳を傾ける。
「彰くん"感情屋"って都市伝説知ってる?」
「勘定屋?」
何を勘定するんだろう?
「字が違う字が違う!感情、嬉しいとか…そういうの」
あぁそっちか
そういえば…クラスの女の子がそんな話をしてた気がする……そんなに怖い話だったっけ?
ぼんやりとそんなことを考えているとお姉ちゃんは呆れたようにそれでも話を続けた。
