感情屋







次の日、今日もいつものように練習をする。

昨日のお姉ちゃんの話の続きは気になったけれど、今は野球だ。


野球に集中しなければ



「次、七瀬!行くぞ!」


「はい!」




カキン



綺麗な金属音の音が響いて、青い空に真っ白なボールが打ち上がる。



僕はこの瞬間が好き。

野球が大好きだと感じられる瞬間だ。



このまま、僕が手を伸ばしてパシッとミットの音がすれば最高・・・なんだけど。



コツ



そんなに上手くもいかず、ボールは僕の願いも虚しく、地面に転がった。