「・・・なんで、

ずっと、一緒にいてくれなかった?」

愛華は思い出したように、

自分のカバンをあさった。

・・・・?

中から、綺麗にラッピングされた

包みが出てきた。


「・・・これ」

「・・・・」

受け取ったオレに


笑顔で言った愛華。

「今日、誕生日でしょ?」

あ・・・忘れてた。

中には、オレが欲しがってたものが。


「これ?!」

「探すの苦労したよ。

みつからなくって」

微笑んだ愛華。