≪恋斗、今授業どんな感じ？≫


そんな内容を書いて送ってきたのは、只今サボタージュ中の繭からだった。

恋斗は繭に今の授業の雰囲気を適当に伝えた。


ブー、ブー、ブー


≪ふーん。
なぁ、今オレがどこにいるか分かるか？≫


なんかどうでもいい内容になってきたなぁ…
まぁ早めに終わらせたいし、適当に受け流そうかなぁ…


恋斗は知らないと打ち込んでまた繭に送った。


ブー、ブー、ブー


また、携帯が鳴った。
ぼくは早くこのメールをやめたかったから素早く、携帯の画面を見た。
だがそこには、繭からではなく、意外なことに唯からメールが来ていた。