たとえ叶わなくても…


先生はあたしの頭に手をおいた。


「お前は笑ったほうが可愛い…。」


ドキッ…

何で?
何であたしはドキドキしてんの?

意味がわかんない!!


「ど、どうせ、他の女子にも同じこと言ってるんでしょ。」

ちょっとキツイ口調になっちゃった…


「はぁ…。」

先生は急にため息をついた。
そして、また自分の耳たぶをいじりながら話し出した。


「俺は、そんなこと軽々しく言わないし…。そこらへんの男とは違う。」


どうせそんなの口だけなんだ…。

「どうせそんなっ…」


「それと!!梨華、お前が男を信用できないことなんて見てればわかる。」


「え…。」

今まで気づかれたことないのに…

どうして?