「おっはよぉー」
『あ、佳乃ちゃん。おはよぉー』


私、清凛中学校3年大野 佳乃。
3年に進級したて…
仲の良い友達と同じクラスにはなれなかったが、
1年、2年の時にたまに話してた仔と
同じクラスになれてなんとかやってるんだ。

「今日も授業めんどいなぁ…」
『佳乃ちゃん寝たらダメだよ?いっつも
授業中寝てるんだからね?』
「え、寝ようと思ってたのにー」
『だーめ!佳乃ちゃん寝たら、うち暇!』
「よく言うよー、相手してくれないのに」

いつもこんな感じで1日を過ごす…

『佳乃ー!!』
「真愛ー!」

休憩時間になると、いつも遊びに来てくれる
私の大親友の河野 真愛。
ちびで性格も似てたりするから、
1年の時は、よく双子って言われてたっけ?

『佳乃、好きな人おらんのん?』
『それ思う!佳乃ちゃん、いないの?』
「真愛。有紀。いないって何度言わせんの?」
『だって佳乃ちゃん、元カレと別れたじゃん』
「別れたからってすぐに出来ませんー」
そう。つい最近、彼氏と別れたのだ。
相手は、清凛中学校の先輩で委員会が一緒というのが
きっかけで仲良くなり私から告ったんだよね。
でも、相手が高校の部活が忙しく携帯も
持ってないから連絡も取れずに手紙で別れを
つげたんだよね…。
そんなことを考えてたら、1日の授業も終わり…
『佳乃ー!!』
「ぁあ、はいはい」
いつも、真愛とは一緒に帰ってんだよね。
『もう受験なんだねー』
「うわっ、考えたくないなぁ」
『高校同じとこ行けたらいいね♪』
「そうだねっ!」
『佳乃今日、塾何時に行く?』
「んー…、家帰ったらすぐ行くよ」
『分かった!それじゃあ、塾でね!』
「ばいばい!」
私は、小学の時いじめにあってたから地元の
中学が嫌でこの清凛に通ってる。だから、
みんなと比べて自分は家が遠いんだよねー。
学校から、真愛と帰りながら家まで40分から
50分…疲れた。

(今日ゎ数学だから何持っていこう?
とりあえず、適当に…行こうっ!)

またまた塾まで40分。
たまに行く時に塾の後輩と出会う。
塾に到着!
『おぉ。佳乃ちゃん、こんにちはー』
「塾長こんちわー」
『今日もはやいね』
「でしょー!家にいても暇だからさ 笑」
『おっ、よっしー!やっほー』
「あ、雄太くんやっほー」
塾は、フレンドリーだからみんな仲良し♪
だから、遊びにくる感じで塾に通ってる。