私だけの、不良なヒーロー。






母のほうを見ても、目をそらされて。





私はあきらめて殴られるまま、



「ごめんなさい、ごめんなさい」



と繰り返すことすら難しくなっていた。





あーあ、しばらく休まなくちゃ、と思って、



体の横に腕を落としたその時。






「やめろ!!!!」





一番好きな声がドアを蹴破って飛び込んできたことに。







私はびっくりする力もなかった。