冷たくて思わず引いてしまうと、守山くんはもう少し近づいてきて、私の顎をおさえてまたタオルを当てた。 彼と真正面から目をあわす形になって、私は動くことが出来なかった。 彼の目が、優しかったから。 思わず、目から一筋涙が流れた。