「部屋へ上がれ。私がいいというまで出てくるな。」 そう怒鳴られて、私は痛む頬を押さえて階段を駆け上がった。 急いでドアを閉める。 しばらくドアによっかっかって黙っていた。 誰も来ないことを確認して、私はべベッドの横のカバンを引っつかんで、中にケータイと財布を入れて、私は窓から出て行った。