「うん、そう…そういう活動をしている団体に両親とも参加していたんだ
母親は足を怪我して帰国したんだけど、父はいまだに電気も無いような所にいるよ
数年に一度帰って来るけど…僕にとってはたま~に会う親戚のおじさんみたいな感じだよ…
自分の信念を貫いている姿は尊敬しているけど…
僕は同じようにはなりたくない
愛する家族とは一緒に笑っていたいんだ」

…そうなんだ…遥さんのお父さんは仕事が忙しいのね…
子供の頃はきっと寂しかったんだろうな…

「だから夕べ…さあやの家族と食事をして嬉しかったんだ
あんな風にみんなで楽しく囲む食卓に憧れているから!
僕も大勢で賑やかな家族を作りたい…」

「ハル…素敵な夢だね!
ハルの作った料理をみんなで食べるなんて…」