アイ・ラブ・おデブ【完結】

久しぶりの睡眠には短い時間であったが、体が少し軽くなった

目覚めたとき、自分の目から涙がこぼれたことに気付いた


眠っていたのは僅かな間だったが夢を見ていた

どんな夢だったのか覚えていないが、今とても穏やかな気持ちでいる

まだ涙が出るんだと頬を緩めゆっくりと起き上がるとまだ少し目眩がした


家まで送るという平野とタクシーに乗り、マンションに帰ってきた


平野は領収書を頼んでおり、ここで一緒に降りるようだ

散らかった部屋を見られたら困るので、タクシーに乗ってこのまま帰るように促す


平野をまたいでドアから出られればそうしたに違いないが、生憎出口は丸い体で塞がれていた

それじゃあ、エントランスで帰ってもらおうと考え直した