アイ・ラブ・おデブ【完結】

急いでメールを確認すると、ヒロくんからではなかった

……アハハ…

さっきまで泣き声をあげていた口からは、乾いた笑い声が出た

ヒロくんから、謝りのメールを期待している自分が憐れに思えた

もうこれ以上惨めな気持ちにはなりたくなかった

…傷付くのが怖いよ…

……ヒロくんを嫌いになりたくないよ…


握りしめている携帯の電源を切ると掌からゴトッと滑り落ち、何かが終わりを告げたような気がした

鉛のように重たく感じる体とは反対に、何も考えらない心は脱け殻のようだった


部屋にあふれたヒロくんを見ないよう、電気を消したままの生活を始めた

誰とも話したくないのに一人にはなりたくない…

会社を出ると人混みの中で過ごし、家ではちっとも眠れないのにベッドの上で膝を抱えて過ごした