アイ・ラブ・おデブ【完結】

その日、携帯電話を握りしめて待っていたがヒロくんから連絡が来ることはなかった

次の朝、腫れた目蓋を濃いメイクで誤魔化し仕事へ向かった

仕事をしている間は、ヒロくんのことを考えずにいられたが帰宅するとダメだった

玄関に置かれているスニーカーとビニル傘を見ただけで、ヒロくんのことで頭も心もいっぱいになり涙が溢れた


スニーカーを手にとり、ヒロくんを感じられるようにギュッと胸に抱えてみたが、いつもの爽やかな匂いはしない…ホコリっぽいだけだった


…もう…ヒロくんは離れていってしまったんだ…
いつもの優しいヒロくんはいなくなっちゃったんだ…


腕の中にあるスニーカーを投げた