アイ・ラブ・おデブ【完結】

15分の道のりはあっというまに駅に着き、終了してしまった

このまま、さよならするのは淋しい…

けれども年の離れた自分が、また会いたいなどと言うのは恥ずかしく、素っ気ない挨拶を交わしてそれぞれの電車に乗った

それから毎日ヒロくんのことを思い出していた

だが、彼のことはほとんど知らない…年下の大学生だ

そろそろ忘れなくちゃと思い始めた頃…

会社から帰宅するとマンションの前に、段ボール箱を持ったヒロくんがいた

実家から送られきた野菜を持って会いに来てくれた

それからは時々マンションに遊びに来るようになり、付き合いだすのには時間はいらなかった

年のことが気にならないわけじゃないが、二人でいれば楽しくて忘れていられた