アイ・ラブ・おデブ【完結】

車まで見送りに出ると良孝は父に申し訳なさそうに声をかけた

「あの…少しだけ…小夜さんとお話させてもらってもいいですか?
30分でも15分でも結構です
お願いします」

「小夜…見晴らし台にでも案内して来なさい」

と父は、車で10分程の小高い山の公園に行くよう小夜に言った

今の季節は桜は終わってしまったが新緑が濃くなり気持ちの良い景色が見られるだろう

くねくねとカーブの続く山道をスムーズに登る車内では、明るいテンポの洋楽が微かに聴こえる音量で流れていた

…前に乗った時と雰囲気が違う?
音楽のせい?
違う…桜井さんがなんか違う…
楽しそう…かな?