アイ・ラブ・おデブ【完結】

幸絵とはそれで別れた

ホテルの部屋でシャワーを浴びて出て来ると、小夜が暗い表情で帰ってきた

話を聞くと父親からはキツイ言葉をかけられたがそれは想定内だ

しかしタクシーの中での良孝の言葉が引っ掛かる

「えっ?好きな人はいるかって?
へえ~ヤツの方はどうなんだろね…
…好きな人か…
その貰った名刺見せて!
…ふ~んずいぶん有名なビルで仕事してるんだね」

…好きな人か…
ヤツの方もサチさんの事が好きなんだろうな…
けど桜井良ニに縛られて生きていくんだな…
小夜まで縛られることは無いんじゃない?
そうよ!よしっ!明後日会いに行ってみるか…

「明後日は新幹線の時間まで別行動でもいい?
一人で行きたい所ができたんだ」

小夜は少し怪訝な顔をしたが、由美子の提案を受け入れてくれた