圭輔の話を真剣な顔で最後まで聞いてくれ、一緒に悩んでくれている講師に思わず全てを話してしまった

「…そっか…小夜さん…お姉さんが心配だよ
圭輔君…話してくれてありがとう!
僕には兄弟がいないから…
君みたいなお姉さん思いな優しい弟が羨ましいよ
お姉さんのこと…また何かあれば話してくれるかな?」

圭輔の手を握りながら怖いぐらいの表情で聞いてきた

…先生に話すとなんだか気持ちが軽くなったか?
もっと小夜のことを支えてやらなくちゃ…
取り敢えず朝飯でも一緒に食べるか…

何も進展した訳ではないが、自分のできることが見つかったような気がして相談室を後にした