アイ・ラブ・おデブ【完結】

やっと自分の置かれた状況を理解した小夜は俯き、きつく握った手を見つめていた

「きちんとご挨拶をしなさい」

祖母の声が耳に入るがじっと動かずにいた

そんな小夜にしびれを切らし、祖母の怒号が今にも聞こえてくるのではと身を縮め目を瞑った

「まあまあ…小夜さんは緊張なさっているのね…
無理もごさいませんわ…まだ高校生ですものね」

と誕生日席からのナイスなフォローも、今の小夜には余計なお世話に聞こえた

…ババ様が優しかったのは…
このため…
誕生日だからじゃない…
あたしったら勘違いを…

目の奥が熱くなり、涙がこぼれ落ちそうになるのを必死で堪えた