アイ・ラブ・おデブ【完結】

両手で顔を覆い泣いている菊地の背中にそっと手を当てて聞いた

「とりあえず…ウチに行きましょうか?」

予想と違う言葉だったのか、思わず泣いている顔を上げて小夜を見つめた

「うん…そうです!
ウチに行きましょう!」

椅子から動かない菊地を独り残して、先程片付けをしたクローゼットに向かった

その辺にあった紙袋へ着替えを適当に詰め、椅子に座ったまま動いていない菊地の腕を引き、立ち上がらせた

涙は止まっていたが目を赤く腫らした顔で、抵抗せずについて来てくれる

マンションからは大通りが近く、すぐにタクシーを捕まえることができた