アイ・ラブ・おデブ【完結】

小夜の生まれたこの家は、周りよりも大きな家と土地を持つ普通の家族だ

しかし、祖母が嫁いで来る以前はこの辺りの地主として栄えていた

祖母は旧華族だか何だか偉い血筋の生まれと聞いたことがある

祖母はいつでも背筋をシャンと伸ばし、神経質そうな目で家の中を歩いていた

祖父は小夜が生まれる前に亡くなっており、この家を守ってきたのが祖母なのだ

父は役場に勤めており、広い畑仕事は主に母の役割だった

兄は小学校、弟は保育園に行っている

小夜も保育園へと通うはずだが、体が弱くすぐに熱を出してしまうため今は家の中にいた