アイ・ラブ・おデブ【完結】

遥の唇が耳に触れそうな距離で優しく囁いた

「ここは僕のとっておきの場所なんだ
おっきな飛行機を眺めているとスッキリするんだ…」

ギュウッと抱きしめられ、くっついている背中からじんわりと温まってくる

「遥さん…あったかい…」

「僕はいつだって味方だよ
いつだって君の幸せを願っている」

…いつも遥さんはあたしを一番に思ってくれている
温めてくれる…
それなのに…あたしは…
こんなにも…冷たい人間…

ババ様と…
会わないと後悔するのは分かっているのに…
怖くて会えない…

子供の頃の記憶が昨日のことのように甦ってくる

故郷への道は果てしなく遠くに思えてしまう