アイ・ラブ・おデブ【完結】

医務室へと入ると、先程よりもいくぶん顔色が良くなった菊地が起き上がっていた

課長からの指令を伝えると、遠慮するような素振りを見せたがおばあちゃん先生の

「そうしときなさいな!」

との一言で一緒に帰ることで落ち着いた

まだ体調がすぐれないのか、タクシーでも窓の外を虚ろげな瞳で眺めている

小さなマンションの前でタクシーは止まった

料金を払おうとする小夜に、このままタクシーで帰るよう菊地は促したが心配だからと勝手にタクシーを降りた

やはり足元がおぼつかずフラフラと歩いている

オートロックを開け、エレベーターに乗るとしんどいのか目を瞑り、壁にもたれかかっている