アイ・ラブ・おデブ【完結】

どのくらいそうしていたのか分からない

「…さや…さあや…起きて…
もう帰ろう…
明日も会社だろ?」

…遥さんの声が聞こえる…
あたしを呼んでる…
あっ!まだリームさんの店だ

ガバッと体を起こし、口の周りに雫が垂れていないか擦って確かめた

「ごっごめんなさい!
今何時?…寝ちゃった…」

頬にジャケットの痕を付け、よく開かない目を擦りながら周りを見た

隣で微笑む遥とカウンターの向こうにリームの姿がある

「僕こそ…ごめん…
智也さんとのこと…
小夜の大切な友達に…悪いことしたね…
ちゃんと謝ったから」

小夜の顔を柔らかい表情で覗きに込んだ

寝ている間に事情を聞いたようだ