今夜は少し飲みすぎてしまったらしい…

やけに自分がおしゃべりになっているのを、分かっていても止められない

柏木に突っ込みを入れて、きらりとの熱愛スクープを取材するつもりだったのに…

気がつけば、ニヤケ顔で見られているのは、いつものように小夜の方だ

「もう…あたしのことはいいよ…
それよりも柏木の…ぷっぷっ…
プロポーズの言葉が知りたい!
ねえなんて言ったの?」

「うわ~私にも教えて~!
聞きたいわ~
智也が…あの鼻ったれだった…
蛙を頭に乗せられて泣いていた…
牛乳を鼻から噴き出していた…
あの智也がなんて格好いい台詞を言ったのかしら?」

リームまで前のめりになって柏木に迫っている