アイ・ラブ・おデブ【完結】

「あっ君が…小夜ちゃん?
ふ~ん…
俺、主任をしている安藤…研修で見かけた?
よろしくね 」

ルリがターゲットにしている営業部の主任だ

小夜のことをじろじろ見ながら、何か言いたげに自己紹介をしたことに気付いていたが触れずにスルーした

だいたいこんなときは、名前の通り小さく可愛らしい細身の女性を想像していたに違いない

予想が外れた残念な"ふ~ん"なのだ

けれども小夜はまったく気にしていなかった

むしろその逆に安藤の反応を嬉しく感じている

…おデブっていいわあ…見た目でがっかりして、その後は何も期待しない…
う~ん…理想的な反応をしてくれた
そうそう、空気だと思って!
…こんな暑苦しい空気なんてゴメンだけどね